アダラートが助ける未来

アダラートは効果効能が出るのが非常に早く、副作用が少ないため多くの方に使用されています。主成分はニフェジピンという昔から効果が認められているものです。血糖値や尿酸値などにも影響がないので合併症を持っている方など幅広く使用いただけます。

アラダートの画像

アダラートの効果発現時間は?

アダラートの有効成分のニフェジピンは1966年にドイツで血管拡張物質として発見され、1975年に狭心症の薬としてドイツで発売されました。
狭心症は発作が起こったら服用する事ですぐに発現する必要がある事からも、アダラートのカプセル剤は服用してから効果が発現するまでの時間が非常に早く、30分以内には効果が現れ始めるのですが、その一方で持続時間が短くて一日三回の服用が必要となっていました。
そのためにカプセルの問題点を解消するためにもカプセル以外の形でも現在では販売されています。
急激な血中濃度を抑えて持続時間が長くなっているL錠ならば持続時間が12時間程度となっていて、L錠は一日二回の服用を目指して開発されました。
さらに一日一回の投与を目指してCR錠も開発されて販売されています。
CR錠の場合は内層と外層の二層構造になっていて、ゆっくりと溶け出す事によって24時間の持続効果が期待できるようになっています。
急激な血中濃度の変化は副作用が現れやすくなる原因となる事からも、現在主に用いられているのはCR錠となっています。
次にアダラートがどのようにして血圧を下げるのかを説明します。
血管は平滑筋という筋肉からなっていて、この筋肉が収縮すると血圧が上がり、拡張すると下がります。
そして収縮と拡張の原因となっているのがカルシウムイオンなのです。
カルシウムイオンが平滑筋細胞内に入ると収縮するのですが、その出入り口としてカルシウムイオンチャネルがあります。
アダラートはこのカルシウムイオンチャネルと結合する事でカルシウムが細胞内に入るのを防ぎ、その結果血管の収縮を妨げるので、高血圧の治療薬として用いられているのです。

アダラートの種類の違いとは

高血圧の治療薬であるアダラートには3つの種類があります。
一番初めに登場したのはカプセル型であり、狭心症の治療薬として登場しています。
アダラートは即効性があるのですが、その一方で持続効果時間が短いという問題もあったのでカプセル型の場合は一日3回の服用が必要となっています。
服用する必要がある回数が多いと、その分だけ飲み忘れが生じやすくなるという問題があります。
問題はそれだけでは無く、もし飲み忘れたからとまとめて服用するような事はしてはいけないのですが、中には忘れたから後でまとめて飲めば良いだろうと考えてしまう人も中にはいます。
また、急激な成分の血中濃度の変化は副作用が生じやすいという問題もあります。
そこで血中濃度の変化を緩やかにして持続時間を長時間に改良したL錠が登場しました。
L錠の場合は持続時間が延ばされて12時間となったために服用する回数が少なくて済み、安全性や有効性の面が改善されたのです。
それで終わりという訳では無く、さらにその後に改良して登場したのがCR錠です。
CR錠はさらに最高血中濃度を抑えて持続時間が24時間になるようにし、一日での服用を一回で済ませる事が出来る様に考えられて誕生しました。
CR錠の場合は有核二層錠という剤型になっていて、この二層構造のおかげでこれらの条件を満たす事が可能となっているのです。
以上のようにアダラートには現在3種類存在していますが、その中でも現在主に利用されているのは最後に登場しているCR錠となります。
また、同じ種類の剤型であっても含まれている有効成分の含有量が異なっているものがありますが、含有量の違いについては自分の症状に合わせて適した量を選ぶ必要があります。

アダラートは予防に使える?

アダラートはカルシウム拮抗薬に分類される薬です。
高血圧の治療薬として多く流通しています。
血管はその血管壁の細胞にカルシウムが流入すると血管が収縮して血圧が上昇します。
その原理を利用して、アダラートは血管の細胞にカルシウムが侵入しないように抑える作用をします。
その結果として血管が収縮しなくなるので血圧が下がります。その原理からカルシウム拮抗薬と言われています。
血管の収縮を抑える作用が心臓の周りにある冠動脈にも作用するため、狭心症の予防にも応用できます。
血圧が高いと血管に無理がかかり、動脈硬化が進みます。
動脈硬化が進むと血管の柔軟性が失われたり、血管の内腔が狭くなります。
心臓の冠動脈が狭くなるのと狭心症になり、その血管が完全につまり心臓本体に血管を通しての栄養が行かなくなると心筋梗塞になってしまいます。
心筋梗塞では心臓本体が壊死してしまうので生命にもかかわります。
血管が動脈硬化を起こすことにより、身体に大きなダメージを与えてしまいます。
その結果脳卒中、腎臓病や糖尿病の遠因になります。
脳血管にも動脈硬化により弾力性を失うので脳出血や、くも膜下出血も起こしやすくなってしまいます。
脳出血やくも膜下出血は死亡する場合もあり、一命を取り留めても脳に大きなダメージを与えてしまうため、片方マヒや言語障害、しびれなどの後遺症を残してしまいます。
それらの病気にならないように血圧を適正な範囲に維持することは、様々な病気の予防になります。
アダラートは安全性が高い薬で、持続的に使用して行われた長期的な臨床試験でも予防改善効果が得られています。
服用に際しては医師の診察を受けたうえ、指導により服用することが必要です。